折りたたみ傘は普通の傘に比べて持ち運びに便利という利点がありますが、持ち運びを考えた場合には他の要素で多少妥協しても、とにかく軽量の製品が欲しいと思っている人は少なくないでしょう。一方で基本的な性能を考えると、大きさとか強度をそれなりに確保しようと思えば重さも増える傾向にあるのは致し方ありません。子供のおもちゃ的なものではなく、現実に雨が降ったときに立派に役に立つと思えるような製品にするためには、軽量化にも限度というものがあります。それでも技術は進歩しており、今では100gを切るような折りたたみも発売されています。
このような軽量の折りたたみ傘であれば常にバッグに入れていても気にならないくらいかもしれません。ただ、メーカーやブランドにもよりますが大きさは50cmサイズであることが多く、小柄な女性であっても小さいと感じるくらいですから、あくまで突然の雨に備えるものと考えたほうが良く、既に本降りの雨が降っているような際には通常の長傘を使ったほうが良い場合が多いでしょう。ちなみにサイズとは親骨の長さであって、要するに中心から先端部分までの長さのことです。開いた際には湾曲しますので、実使用時の直径はこの2倍にはならずそれよりも小さくなることに注意してください。
軽量を重視した折りたたみの場合、半分に折れるのではなく三つ折りが普通ですから、持ち手部分を含めても畳んだときのサイズは20cm程度になることが多いです。